癌とクオリティ・オブ・ライフの関係
病気になるのは、誰でも怖いものです。健康診断などで何らかの病気が見つかった方の中には、癌が見つかったとショックを受けている方もいるでしょう。癌と聞いただけで、恐怖心を感じる方も多いと思います。実は、癌の治療をはじめる際には、クオリティ・オブ・ライフも考えた治療が大切なのです。ご家族が癌になられた方も、クオリティ・オブ・ライフを考えたケアを考えてみましょう。
クオリティ・オブ・ライフは生活の質のことを指しているので、「癌とクオリティ・オブ・ライフなんて関係ないだろう」「そんなことを、言っている場合じゃないだろう」という方もいると思います。今は治療に専念しなければと考えている方も少なくありません。しかし、癌を宣告された方や治療を行っている方にとって、治療だけの生活というのは非常に辛いものです。癌の治療は痛みもあり不安も大きなものなので、できるだけこれらを取り除けるようにクオリティ・オブ・ライフを高めていくことが重要といえます。不安やストレスというのは、免疫力を低下させてしまうこともあるので、治療の効果が出にくくなってしまう可能性があります。気持ちが不安に負け、治療をしようという気力すら奪ってしまうこともあります。そのため、癌治療を行う時は、治療ばかりではなくクオリティ・オブ・ライフを考えた治療を行っていくことが大切です。不安がなくなれば、治療を頑張っていこうという気持ちを取り戻すこともできるでしょう。ご家族のバックアップも、大きな存在となるのではないでしょうか。
癌治療を行う時、治療だけを考えていると本人にとっては不安が大きくなり、逆に効果を下げてしまう可能性もあります。癌治療を行う際にクオリティ・オブ・ライフを同時に考えることができれば、本人にとっても、ご家族にとっても安心した環境を整えることが出来るのではないでしょうか。